渡邊操(わたなべ・みさを)は、幅広く織のアートとデザインの分野を横断しながら、岡山を拠点にして国際的に活躍する気鋭のアーティストとして知られています。渡邉は1987年に京都に生まれ、2000年に京都精華大学でテキスタイルを学び、糸と綴織の技法を大胆に用いて、様々な風景やイメージを活かした雄渾かつ繊細な独自の表現を発表します。その作品は京都で発展してきた伝統的な綴織の世界に新風を吹込み、現代テキスタイルアートとデザイン領域において最も実り豊かな成果のひとつとして注目されています。また西脇の播州織産地との様々なコラボレーションをすすめています。
本展は、渡邉操の織の芸術の魅力を、初期作品から新作も含めた代表作と作家の関連資料によって紹介します。
●綴織(つづれおり)・・・経糸(たていと)が表面に出ることがなく、緯糸(よこいと)による表現を最も重視した平織(ひらおり)の技法。裏地には表と逆の文様が現れる特徴をもち、古くから世界中で織られ、織物のなかの最高峰の技法の一つとして知られている。
●アートの扉・・・2015年から様々なジャンルを横断しながら活動する現代美術の新しい世代を紹介するシリーズの展覧会。今回で5回目の開催。