本展覧会の導入部門として、当館が立地する日本へそ公園から出土した埋蔵文化財の古代鏡などを紹介し、先人たちの思いや想像力が生みだした様々なかたちを紹介します。さらに時代をこえて、身近な素材から独創的なかたちを生み出す、現代の個性的な二人の作家、血ゑ(ちえ、兵庫県生まれ)と植田楽(うえだひらく、京都府生まれ)の仕事を紹介します。
血ゑは、ゴシック系の斬新な作品を制作するデザイナー・イラストレーターです。兵庫県三木市の刃物とのコラボ作品「ゴシック包丁JULIETTE」のデザインを手がけ、様々な工匠と今までにない斬新なかたちの道具や世界観を発信しています。植田楽は、セロハンテープや紙などの身近な文具と材料を用いて、幼い頃から恐竜や動物のかたちに夢中になり、その野性の姿、獰猛な姿をリアルにつくりだしています。さまざまな生きものたちの姿は、アーティストの自由自在な創造力を強く感じさせます。
本展は、日常の身近なモティーフや材料から、今までにないものやかたちを表現し、時代を超えてつくることの喜びを再発見する機会となっています。