子午線(日本標準時子午線)は、兵庫県西脇市や明石市を含めた兵庫県内9市と県外3市を南北に貫いています。ちょうど西脇市は東経135度と北緯35度が交差し、日本列島の中心にあたることから「日本のへそ」と呼ばれ親しまれています。

西脇市岡之山美術館では、この度「子午線のまち」に注目し、子午線の通る多彩な地域のゆかりの芸術家と、子午線をテーマにした作品を展示いたします。本展は、西脇市と明石市に注目し、西脇市からは、1977年市政25周年公募「日本のへそ」シンボルマークを手掛け、1999年には「イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」に入選するなど、イラストレーター、絵本作家として国内外で活躍中の吉田稔美による、遠近法と被写界深度を利用したユニークで不思議なピープショー(のぞきからくり)の作品を展示します。

また、日本の標準時となる東経 135度の子午線が通ることから「時のまち」として知られる明石市に暮らし、優しいタッチと豊かな色彩による明石市の風物や、子午線上に建つ明石市立天文科学館の時計塔を描く画家三浦信男の絵画の仕事を紹介します。これらの子午線上のまちの様々な斬新なアートと表現を通じて、子午線のイメージを大切に育む多彩な地域と文化に親しみ、個性豊かな「子午線のまち」の魅力を紹介します。