岡本和喜(おかもと・わき 1970年~)は、和歌山県和歌山市に生まれ、現在は兵庫県西宮市を拠点に、絵画、立体、コラージュ、インスタレーション等の多分野を横断しながら活躍する現代美術家であり、ときには「ズガ・コーサクとクリ・エイト」という二人組アートユニットとしても活動しています。岡本は2010年頃から、江戸時代の浮世絵師、初代歌川広重の代表作である《富士三十六景》の連作に傾倒し、その当時の浮世絵風景版画のヴィジュアルイメージの世界を、現代の多彩な包装ラベルでコラージュして縦横無尽に再構築した《浮世絵》シリーズを発表し、注目を浴びました。
本展では、これまでの作品に加え、現在進行形で制作が続く《浮世絵》シリーズをはじめ、西脇と多可の街をつなぐ北はりま田園ハーフマラソンコースで開催されている駅伝を取材した最新作や美術館の風景にちなんだ新作など、機知とユーモア感覚に満ちあふれた岡本独自の多彩な作品を一堂に紹介し、その魅力に迫ります。